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徒然なるままに。
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昨日の続きです^^




まさか、 ルフィが生きていると知って・・・!!
今度会えば確実にルフィは殺られる。

「くそ・・・・っ!!!!」
だがティーチもこれ程早くにエースが真相を知ろうとは思っていないだろう。
エースはジンベエの呼ぶ声に耳を貸さずになりふり構わず城を飛び出した。
やっと会えたんだ。
やっと声が聞けた。
やっと顔がみれた。
やっとお前ともう一度生きていけると、



『お前なんか もう兄弟じゃねえ』


冷やかな目線、殺気をむき出しにした声色。
無抵抗なエースの喉元をかっ斬ることなど容易くできた。
しかし刀の切っ先を突きつけただけで、結局エースを殺さなかった。

ルフィの瞳は凶暴な色をいていたが、迷いの影がちらりと見え隠れしているようにも見えた。

まだ、

間に合うかもしれない。
一緒に笑いあえるようになるかもしれない。




命をくれてやってもいいほどに大切なものなのに、二度も取り返しのつかない傷を負わせてしまった。
きっとおれに向けられる剣であったのに、ルフィは巻き込まれた。

兄弟じゃなくてもいいんだ。
そんなことはもうどっちだっていいんだ。
何があってもルフィを守ると決めたのはおれだ。






無我夢中で走った。履物の緒で擦れて足から血が流れた。
弾む息、激しい動悸、上気する四肢。
長時間走り続けても不思議と苦しさは感じなかった。

幼いルフィがめそめそと泣いている後姿が目前にふと浮かんだ。
お前を悲しませるのはいつもいつもおれだ。

久しぶりに笑顔がみたい。
ルフィ。








続く
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