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徒然なるままに。
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コビーが闇の中に消えて足音だけが遠くに聞こえる。

「何だ、お前は逃げねェのか?」
「別に。だっておれ逃げる必要ねェし」
ルフィの目的はコビーを安全にこの街から逃がしてやることだ。

好戦的な大きな瞳は月の光が反射してギラギラ光った。
逃げも隠れもしない堂々たる姿にティーチは可笑しそうに眺めた。
稀に見る――――強さを秘めた目だ。

「お前なんて名だ?」
「モンキー・D・ルフィだ」
正直明快に答えた。

 

その瞬間ティーチの顔の色を変えた。
ルフィという名前に思い当たる節があった。

自分よりも年若い上司のことを思い出した。

二番隊隊長のエースだ。
エースが言っていた生き別れた唯一人の兄弟・・。

そしてその弟の容姿のことも知っていた。左目の下の刀傷・・・・。
顔は似てはいないが、エースと同じ雰囲気を纏っている。
間違いはない。



「・・・・お前。兄弟はいるか?」
「・・・?」

抑揚のない声で尋ねられた。

 

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