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店の暖簾をくぐると 吐く息が白く曇った。
もう春の季節とは言え、まだ夜は寒い。
「あの・・」
背後からふいに声を掛けられてエースは振り返った。
そこにはちょうどルフィほどの歳の少年が立っていた。
「あ、あの、もしかして 白ひげのエース・・さんですか?」
おどおどしながら尋ねてくる。エースは少し笑って「ああ、おれがエースだ」と返事をしてやった。
「・・・・・・ルフィさん、って知ってますか」
「・・・・・!」
その名を聞いてエースの顔は強張った。
「お前、ルフィのこと知ってんのか」
「はい、ルフィさんがあなたのことを探していたので・・・」
まだ怯えたようにエースを見上げている。少年はコビーといった。
「少し・・・話、聞かせてくれねェか」
ルフィのことを少しでも知りたかった。
***
「シャンクス・・・もういィよ」
「いいよじゃねェよ!!馬鹿!」
ほっぺを膨らませながらシャンクスに文句を言う。
ルフィは城専属の医者に腹の傷を見てもらっていた。
「昔の傷だし。くっついてるだろ。」
ばしばしと腹の傷を叩いて見せる。
「でも痛むんだろ?菌が入ったかもしれねェんだぞ」
真剣な表情でシャンクスがルフィを戒める。
医者に消毒をしてもらい、真っ白な包帯できつく巻かれる。
「・・・・・・それにさ・・・そっちのでけェ傷じゃなくて・・・こっちのが、」
「どうした?」
ルフィは肩の古いほうの傷を手で押さえたまま動きを止めた。
少し思いつめた表情をしたがすぐに笑顔で、
「・・・・・いやなんでもねェ」と答えた。
ずきずきと体に脈打つような痛みが走る。
肩の傷に血が集まって、熱を帯びているような気がした。
(おれがエースを守る!!)
(はァ?お前みたいなチビにできるわけねェよ)
(おれはやると言ったらやるんだ!)
(勝手にしろ おれはお前が死のうが知ったこっちゃねェ)
頭のどこかで声がした。
それは懐かしく、幼いころの記憶だった。
つづく
***
拍手ありがとでした^^**
小説、意外と長編に・・笑
もう少しお付き合いください・・!
あ、ちなみに
この駄文のイメージソングはB’zの「pray」です。(汗)
B’zの曲を汚してしまうようで・・すいませんorz
TAJOMARU的な時代背景で妄想してました。
この曲聞いてたらいっぱい浮かんできて。笑
最後・・どーすっかな・・(まだ考えてないwwww